木村秋則さんの講演会は、まず、定刻の1時30分から
始まりました。
まず、主催された(株)下堂園(
http://www.shimo.co.jp/)の
社長さんから挨拶がありました。
貫禄のあるしっかりとした声で、創業55年、苦労に苦労を重ねて
こられたのだと思います。
次に、「食の学校」の代表である塩川恭子さんからのお話です。
この「食の学校」は、「おいしくて安全な食べものを食卓に」を理念
として掲げ、これに賛同し、協力している方々とともに全国で活動
しているそうです。
私、恥ずかしながら初めて知りました。
もしかして、豚を育てている生産者の会員もいるのでしょうか?
(またいろいろ調べてみます!)
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木村さんの人柄を偲ばせる話が続き、
会場の人たちは今までに増して、期待感がふくらみます。
そして、いよいよ木村さんが登場しました!!
会場から一斉に贈られる拍手、カメラのフラッシュが焚かれます。
壇上に立ち、お辞儀をするその姿に、謙虚な人柄が表れているようでした。
そして、係員に向かって、
「これはどうやって使うのかな?」
とスライド写真の操作の仕方を確認し、少しおどけて見せました。
会場は笑いに包まれ、さらにいい雰囲気に。
つかみはOK!とばかりに熱っぽく語り始めます。
ところが・・・・・・。
木村さん
「前略(農業の現状を憂い、自然栽培のちょっとした説明があり・・)
明治維新の主役となった地、ここ鹿児島から
日本の農業を変えていこうではないですか!!」
会場「・・・(静 ・ 寂)・・・・・・(拍手したいけど、どうもいきなり話が盛り上がり
すぎて、タイミングを逸したというか、ついて行けなかったという
雰囲気が、痛いほど蔓延している)」
私個人的には、
「木村さん・・・・・
す、スベリましたね!?
」という思いでいっぱいになったものです。
(※発言の言葉は正確ではありません。ニュアンスはこうだったと
私がうる覚えで書いています)
それでも本編が始まると皆、ユーモア溢れるその語り口と自然栽培の
話に引き込まれ、
あっという間に時間が過ぎていきました。
本で拝見したエピソードもありましたし、初めて聞く話もありましたが、
総じて本で読むよりもおもしろく、おかしく、あと10冊くらいは
ネタに困らず本が書けるだろうといった調子でした。
もし、地元でも木村さんの講演会の予定がある、という方、
必見です!!
ちなみに、講演の最後、やはり
「日本の農業を変えていこうじゃありませんか!」
といった呼びかけがあったと思うのですが、
明治維新のくだりはなく、
私個人的に、
「ああ、やはり初っぱなで滑ったのを気にされていたのか・・・」
と考えてしまいました。
その後、お茶の試飲会が隣の会場に場所を移して行われ、
お茶のCM(ラサラのCM)で使われている曲を、
オリジナルのバンドがライブで演奏する中、
おなかいっぱいになるまで試飲を楽しみました。
うーん、満足!!
あ、そうそう、三清屋もある意味、自然な育て方をしているので、
このような取り組みをどんどん仕入れて、その輪が広がって
行くことを願っていますし、参加もしていきたいと考えています。
また、このような話題を取り上げていこうと思います。